brown book page

ライフスタイル

話題の本「ブルシット・ジョブ」などを無料で読む方法。

少し前に話題になった本「ブルシット・ジョブ」を読み終えました。

やりがいを感じないまま働く。ムダで無意味な仕事が増えていく。人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し、ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明。仕事の「価値」を再考し、週一五時間労働の道筋をつける。『負債論』の著者による解放の書。

Amazonより

 

今年読んだ中で一番面白い本でした。

 

特に興味深い部分は

  • 世の中にはなくてもいい仕事がたくさんあり、しかも増えている
  • その仕事に就いている本人でさえ「こんな仕事なくなった方が世界にとって有益だ」と思うような仕事が存在する(=ブルシット・ジョブ)
  • 「世の中にとっての有害さ」が高ければ高いほど、その仕事は給料が高い傾向がある

そういう仕事を「ブルシット・ジョブ」と呼ぶ著者のセンスもこの本が売れた要因ですね。

(”ブルシット”は直訳すると牛の糞だけど、ウソ・欺瞞という意味も含まれる)

 

ともあれ、なかなか興味深い指摘だと思いませんか?

難解な部分も多いですが、読み応えあるので読書好きな方にオススメできる本です。

 

もくじ

4,000円は高い?

セコイことを言うようですが、「ブルシット・ジョブ」は単行本(紙の本)も電子書籍も、どちらの定価も4,070円します。

 

読みたいけど・・ちょっと高いかな・・
イノシシ君

 

と思う人もいるのではないでしょうか?(ぼくは思いました)

評判を聞けば良い本なのはわかるけど、普通の本の2〜3冊分。ちょっと手が出しにくいですよね。

 

「ブルシット・ジョブ」を無料で読む方法

この本を格安で読める方法があります。

さらに、条件さえ満たせば無料で読むことも可能です。

 

答えは、オーディオブック・サービスの「Audible」です。

なぜAudibleで安く読める?

なぜ4,000円の本が安く読めるのかというと、オーディブルが月額制だからです。

 

Audibleの有料会員は1,500円、月に1枚「好きな本を買えるコイン」がもらえます。(別途追加で買うこともできます)

 

単品でいくらの本だろうと、Audibleでは1コインで買えます。

 

つまり、どんな本も1,500円で読めるのです。

Audibleのライブラリーにある本に限りますが、蔵書はどんどん増えているので、大抵の本は見つかると思います。

 

無料で読むには

先ほど、「条件が合えば無料で読むことも可能」と書きました。

 

タダで読める条件は「初回登録であること」です。

 

Audibleは「最初の一冊は無料キャンペーン」を開催中です。

初回のみですが、どんな本でも無料で読む(聞く)ことができます。

ちなみに、Audibleで買った本は無料期間が終わった後でも聞くことができます。

登録中の1ヶ月しか聞けない、なんてことはありません。

 

ぼくはしばらく登録しておいて、読みたい本がなくなったらいったん有料会員をやめるようにしています。

課金をやめても今まで買った本はライブラリーに残るので読めます。

 

Audibleの方がお得な本

「ブルシット・ジョブ」のように、価格が高い本はAudibleで買った方がお得です。

 

通常は、Kindleで1,000円の本もAudibleだと1,500円(もしくはそれ以上)するので、「オーディオブックは高価」というイメージがあるかもしれません。

 

たしかに大抵の本の場合はオーディオブックの方が価格が高いです。

(声優やナレーターの手間を考えたら妥当ではあるのですが)

 

でも、定価が高い本の場合は「オーディオブックの方が安い」という逆転現象が起こるのです。

 

あんなに長い本を1,500円で読めていいのか、という若干申し訳なさもありますが、設定価格なんだからいいですよね。

ちなみに、「ブルシット・ジョブ」は等倍の読み上げ速度で18時間もあります(!)

 

参考までに、「Kindle版よりAudible版の方が安い本」を挙げてみます。

目からでも耳からでも、「読む方法にこだわりはない」人は選択肢に入れてみてください。

 

LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界

【人類が迎える衝撃の未来!】
人生100年時代とも言われるように、人類はかつてないほど長生きするようになった。
だが、より良く生きるようになったかといえば、そうとはいえない。
私たちは不自由な体を抱え、さまざまな病気に苦しめられながら晩年を過ごし、死んでいく。

だが、もし若く健康でいられる時期を長くできたらどうだろうか?
いくつになっても、若い体や心のままで生きることができて、刻々と過ぎる時間を気に病まずに、何度でも再挑戦できるとしたら、あなたの人生はどう変わるだろうか?
 

ハーバード大学医学大学院で遺伝学の教授を務め、長寿研究の第一人者である著者は、そのような世界がすぐそこまで迫っていることを示す。
 

本書で著者は、なぜ老化という現象が生物に備わったのかを、「老化の情報理論」で説明し、なぜ、どのようにして老化を治療すべきなのかを、最先端の科学的知見をもとに鮮やかに提示してみせる。

Amazonより

 

「LIFE SPAN 老いなき世界」も面白かったです。

今でも「人生100年時代」なんて言われますが、この本では150歳まで生きれるようになる時代も遠くない、みたいなことも書かれていました。(ホントですかね)

ちなみにこの本は2,300円以上するので、Audibleのほうが安いですね。

 

21Lessons - 21世紀の人類のための21の思考

私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか――。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』で全世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人による、人類の「現在」を考えるための21の問い。


Amazonより

「サピエンス全史」や「ホモデウス」で有名なハラリさんの最新作。ぼくはちょうど今読んでいるところです。難しいけど面白い本です。

こちらは2,640円なので、やはりAudibleの方が安いですね。

 

テキストで読みたい?

やっぱり本は目で字を読んで理解したい!

というこだわりを持つ人もいるかもしれません。

その気持ちもわかります。

でも、一度オーディオブックも試してみてもらいたいです。

少なくともぼく自身は「耳で読書=耳からの情報インプット」は快適で、効率もいいと感じています。

文章の種類によっては、「耳からの方が明らかに理解しやすい本」もあると思います。

 

人間には「視覚優位」と「聴覚優位」という2つのタイプがあるという説があります。

「視覚優位(目からの情報が優先的に処理される)」の人はもしかしたらオーディオブックだと頭に入ってきにくい人もいるかもしれませんが。

 

一度お試しあれ。

おわります。

-ライフスタイル