埼玉県に住んでいるときにマイカーを手放しました。
当初は家計の支出を減らすのが目的だったのですが、実際にやってみると節約以外にもメリットがあることがわかってきました。
車がなくなっても、特に不自由は感じていません。自由に使えるお金が増えて、むしろ生活は豊かになった気すらするくらいです。
住んでいる場所や生活スタイルにもよりますが、「車なくてもいいかな〜」と思ったことがある人なら、たぶん手放しても大丈夫だと思います。
追記:2023年3月に家族で高知に移住して、軽自動車を1台購入しました。今はマイカー持ちの生活に戻りました。(大半を妻が通勤で乗っていますけど)
この記事では、実際に車にはどのくらいのお金を支払っていて、手放すとどのくらい支出が減るのか、実体験をもとに書いていきます。
こんな方におすすめ
- 車を手放そうか迷っている
- 自分の今の生活に本当に車が必要なのか? 悩んでいる
- 家計の支出を減らしたい
- 生活をもっとシンプルにしたい
2020年1月、車を手放しました。
6年ほど乗った愛車を売却しました。
一括見積もりサイトで3社から見積もりをもらい、いちばん高額を提示してくれた買取業者に決めました。24万円を提示してくれた地元の中古車会社でした。
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もくじ
車がなくても大丈夫でした
車を手放した理由は「節約のため」です。より正確には「車の支出を減らしたぶんを他の(子どもの教育費とか)出費にまわしたい」ということです。
ご存知の通り、車はお金がかかります。
- 購入費(車の値段)
- 維持費
- 駐車場
- 保険
- メンテナンス費用
なんとなく分かっていても「車にいくらのお金がかかっているか」を具体的な数字で把握している人、実はあまりいないような気がします。
もっと詳細な数字を出すことで、マイカーに対する認識は変わってきます。
実際に計算してみる
マイカーで発生する維持費や経費・実際にかかっている金額を計算してみました。
ちなみに乗っていたのは、2,000㏄・3ナンバーのSUV車です。(タイトル写真参照。独身時代に買った車)
車関連の費用として、ガソリン代や駐車場代のように月々払うお金のほかにも以下のような支出があります。
- 駐車場代、ガソリンなど(毎月)
- 保険や税金(毎年)
- 車検(2年に一度)
- 定期的に交換が発生するメンテナンス費用(オイル、タイヤなどの交換)
計算をわかりやすくするため、すべての費用を1年分にして端数は切りました。車検は2年に1回なので1/2、タイヤは3年に一度交換で1/3、というふうに計算しました。
以下はクルマ本体の購入額は含めず、「維持費・諸経費のみ」の金額です。
年に1回払うものは「保険」と「税金」
定期的に支払う費用には「保険」と「税金」があります。
- 任意保険:32,000
- 税金:39,000
合わせて約7万円。見やすくするために端数は切っています。
ちなみに任意保険は「ソニー損保」を使っていました。保険料とサービスの手厚さのバランスでソニー損保はおすすめです。
保険会社の選定には一括見積もりサイトを使いました。
車検(2年に1度)
年によってバラつきがありますが、車検費用は10~15万円。年式も古めだし大きめの車だったので、普通の乗用車よりは少し高かったです。
直近の車検費用は12万円くらい。ここでは1年60,000円として計算。(60,000×2年=12万円)※ 重量税込みの金額
メンテナンス費用
車は古くなってくると、より頻繁にメンテナンスが必要になります。整備費用としては年間に約10,000円を見込んでいました。
ディーラーの「半年点検パック」というコースに加入して、オイル交換やその他メンテナンスをしてもらっていました。
費用はオイル交換込みで約5,000円。通常の整備業者に出すより割高ですが、しっかり点検してくれるので、毎回お願いしていました。営業マンが無料で自宅まで台車を届けてくれたりと、サービスも良かったです。
整備代は年間10,000円。(5,000×年2回)
タイヤ交換は3年に1回
ぼくが使っていた、ヨコハマタイヤのミックスタイプ(夏冬兼用)は工賃込みで約6万円でした。
タイヤ交換は3年に1回目安でしていたので、ざっくり年に20,000円となります。(60,000÷3年)ボーナス月にクルマ用に分けて貯金していました。
- 整備費用(点検代) 10,000円
- タイヤ代 20,000円
整備費用とタイヤ代で、年間30,000円。
その他経費
他の経費も計算していきます。
- 駐車場代 5,000円
- ガソリン代 10,000円
月の走行距離はだいたい500~600kmくらい。当時の居住地は埼玉の中規模都市でした。通勤は自転車だったので、平日は主に妻が使用していました。
燃費が悪い4WD車車だったので、(リッター約7キロ)ひと月の給油量は50~60リットル。150円/1リットルで計算すると、150円×60ℓ=8,000円
夏冬休みなどで家族と遠出するときは15,000~2万円くらい乗っていたので、1年の平均は約1万円というところです。
合計すると…
算出した金額を合計してみます。
1年ぶんの車費用
- 保険・税金・車検(1年分) 13万円
- メンテナンス(オイル・タイヤ交換) 3万円
- 駐車場 6万円
- ガソリン代 12万円
年間の合計:34万円
月に均すと28,333円。(340,000÷12ヵ月)約3万円。たまたまかもしれませんが、車の維持費「なんとなく月2〜3万かな」という直感は、合っていたということになります。
やっぱり高い維持費
やっぱり、車の維持費は高いと感じました。
燃費が悪い(7km/ℓ)とはいえ、予想以上でした。
やはり手放して正解だったな、というのが今のところの感想です。
マイカーを手放すメリット
車を持たないメリットは主に以下です。
- 支出が減る
- 生活がシンプルになる
- 効率が良くなる
支出が減る
何度も言うようですが、車を手放す最大のメリットは「家計の支出が減ること」です。
よほどの富豪でないかぎりは「車はお金がかかる」という事実に反対する人はいないと思います。
計算したように、維持費だけで月3万円というのは、やはり高いと感じます。都心部に住んでいたらもっとかかるでしょう。
改めて計算して、車関係の費用が家計の大きなウェイトを占めていたことに気づかされました。
もちろん、クルマを持たないことでその他の交通費(バス、電車、タクシー、シェアカー)は別途必要になります。
しかし、それなりにタクシーやシェアカーを使っていても、月に3万円も使いません。
遊びに行った帰りに駅からタクシーに乗ることも、車を手放してからは躊躇なくできるようになりました。
生活がシンプルになる
車を持たないと、自然と行動範囲が変わってきます。
ほとんどの外出が、徒歩もしくは電車・バスなどの公共機関で移動できる場所になります。
それで何ら不便はありません。ぼくらが住んでいた埼玉県の都市は、それほど都市部でもありませんでした。多くの人は自家用車を所有していました。
シェアカーは特別な用事のときに使うので、その日は
- 前もって予定を組む
- スケジュールを立てて、朝は早く起きる
- 美味しいお店で食事
など、家族で存分に楽しめるように工夫します。
効率が良くなる
これは個人の価値観によるところが大きい問題ですが、「生活の効率」という面で考えると、自家用車を持たないほうが効率的になる気がしています。
例えば
- シェアカーを借りる日に用事を一気に済ます
- 無駄な予定を入れなくなる
- 宅配サービスを活用
一括査定サイトはどこがいい?
高値で買い取ってくれる業者を見つけるには、一括買取査定サイトを使うのが便利です。
一括査定サイトを選んだポイント
- ネットのクチコミが比較的いい
- 大手から地元まで、幅広い買取業者が査定してくれる
※ただし、電話は鬼のようにかかってきますので、家にいるときに一括見積もりを使った方がいいかもしれません。
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高く買い取ってもらえるコツは「希望額を出す」
愛車を高く買い取ってもらうためには、ある程度の交渉は必要です。ただ複数業者に見積もりを取ってもらうだけでは不十分です。
こちらが買取業者を呼ぶのが初めてだと分かれば尚更、向こうは足元をみて低い価格を提示してきます。
ぼくが実際やった交渉の方法は、「最初に希望額を言うこと」です。
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そのためには、まず同車種・同程度の中古車がどのくらいの額で販売されているのかを調べます。
買取価格の相場は、販売価格の40~60%が妥当らしいです。
ぼくの場合、自分の車は中古で50万円くらいで販売されていました。なので半額の25万円での売却を希望しました。
3社を面談した結果、最後の業者がほぼ満額で買い取ってくれる運びとなりました。(24万円)
人気のある車種なら販売価格の60%くらいでも売れることもあるみたいです。でも、ぼくの場合はなるべく早く決着をつけたかったので控えめに申請しました。
もし売ろうとしている車がそれなりの価格帯で、なおかつ時間的猶予があり、希望額が出るまで処分できなくてもいいなら、交渉してみる価値はあると思います。
車がないと本当に不便?やっていけない?
車のために月約3万円のお金を使っていることが分かりました。
あなたはこのお金を適正だと思いますか?
でも、本当にそうですか?
「車ありき」で生活範囲を決めてしまっていませんか?
もしかしたら、思考停止的に「ないと不便」と思っているだけで、案外なくても別に大丈夫かもしれませんよ。
買い物が不便という方は、ネットスーパーを検討したことはありますか?
ネットスーパーは割り高?調べてみれば、スーパーとネットとのとの差額より、車の費用の方がずっと高いことがわかるはずです。
まとめ:車を手放すのは、生活スタイルを見直すいい機会になる
車を手放したら支出が大幅に減るので、給料の手残りが増えます。 残るお金が増えると、生活にゆとりが生まれます。
見直すべきは「生活スタイル」だと思います。生活スタイルを見直すことができたら、思っているよりストレスなく「車ナシ」の生活に移行することが可能です。
「今の生活に、本当に自家用車は必要なのかな?」と自分に向き合うことで、今まで気がつかなかった部分が見えてくるかもしれません。
あなたも、車ナシの生活を検討されてみてはいかかでしょうか?
おわります。