外部マイクを接続してもスマホが認識してくれない!なんで?
このページでは「外部マイクがスマートフォンに使えないときの対処法」などについての記事です。
特に、ライトニング端子のiPhoneに「イヤホンジャック端子の外部マイク」を認識させる方法について詳しく書いています。
- iPhoneで使える外部マイクの種類
- lightning端子などの専用機器しか使えないのか
- 設定は変更する必要があるのか
という疑問や要望にお答えします。
もくじ
- 1 iPhoneで使える外部マイクの種類
- 2 A:ライトニング端子に変換すれば使えます。
- 3 通常のイヤホンジャックは使えない!?
- 4 ライトニングケーブル(Lightning)って?
- 5 androidとiPhoneの違い
- 6 microUSBとの違いは?
- 7 通常のイヤホンやマイクは使えないの?
- 8 どうしても使いたいときには?
- 9 iPhoneでイヤホンジャックタイプの外付けマイクを使用する方法
- 10 必要な変換ケーブルは2種類
- 11 設定の変更は特に必要なし
- 12 例)どんなマイクが使える?
- 13 まとめ
- 14 追記:イヤホンマイクの場合は?
- 15 おまけ:iPhone専用の便利なマイクたち
- 16 ZOOMのステレオマイク
- 17 Lightning端子のコンデンサー ピンマイクマイク
- 18 ワイヤレスの機器もある
iPhoneで使える外部マイクの種類
まず最初に、iPhoneで使える外部マイクの種類は、以下の3つです。
- iPhone用外部マイク(ライトニングケーブル仕様など)
- 一般のピンマイクなど・・・変換ジャックを使えば使える
- 通常のハンドマイク・・・オーディオインターフェースなどが必要
それぞれ簡単に説明します。
1番目はそのまま。差し込めば使えるはずです。
2番目の「端子がスマホ側と合わないマイクを使おうとする場合」が問題です。
特にiPhoneにはステレオジャックがないので、一般的な小型マイクを使おうとすると、マイク側とスマートフォン側の端子が合いません。
その場合はあきらめるしかないの?
いいえ。「変換ジャック」を使用することで解決できます。
ただ、iPhoneの場合は変換ジャックを2つ使う必要があります。(以下に詳細)
3番目のハイドマイクは、いわゆるカラオケやライブハウスなどで見るマイクです。
大きいマイクをスマホで使おうとするなら、専用の機材等が必要になります。
A:ライトニング端子に変換すれば使えます。


ライトニングケーブル仕様のiPhoneに変換する方法について説明します。
iPhone(7以降)でイヤホンジャックタイプの外部機器を使うためには、2本の変換ケーブルが必要になります。

通常のイヤホンジャックは使えない!?

androidのスマートフォンなら、通常のイヤホンジャック(2本線の小さいプラグ)のイヤホンや外付けマイクが使えますよね。
しかし、iPhoneはイヤホンジャックの外部機器は使えません。
iPhone7以降の機種ではイヤホンジャックが廃止になり、挿す場所がなくなってしまいました。
参照:http://www.appbank.net/2016/09/16/iphone-news/1253324.php

androidスマホからiPhoneに乗り換えたユーザーだと特に、「ライトニングケーブルのみ」という仕様に戸惑います。
ライトニングケーブル(Lightning)って?


ライトニング(Lightning)は、Apple社が開発した独自のインターフェース。
平べったい金属片の両面に8本のピンが付いたケーブルのことで、裏表なく使用できる特徴をもちます。(上の写真参照)
iPhone や iPad は、充電や外部機器との接続、イヤホンもマイクも、すべてライトニングケーブル端子で接続します。
ライトニングケーブルの用途
- 充電
- PCとの接続
- イヤホン端子
- 外部マイク端子
すべての接続は、ライトニング端子のケーブルで行われます。
androidスマホの場合
androidスマホは、充電や外部機器との接続にはmicroUSBを使い、イヤホンやマイクでは、イヤホンジャックを使います。
一方、iPhone(7以降)は全てライトニング端子に統一されています。
androidとiPhoneの違い
一覧表にすると以下のようになります。
android | iPhone (7以降) | |
充電・ 外部機器接続 | microUSB ケーブル | ライトニング ケーブル |
イヤホン・ 外付けマイク | イヤホンジャック (3.5mmジャック) | ライトニング ケーブル |
androidでは2種類(microUSBとイヤホンジャック)だったのが、iPhoneではLightningですべての役割を併用しています。
どっちが便利?
ライトニングケーブルはあらゆる外部機器を接続できますが、Apple製品しか使えないという不便さもあります。
microUSBは、充電と外部接続にしか使えないけど、あらゆるメーカーのスマホ(や他の機器)で使用可能。

「裏表どちらでも充電できる」という点はライトニングケーブルは便利ですが、
microUSBの汎用性のほうを好む人も多いのではないでしょうか。

microUSBとの違いは?

androidの充電などに使われる microUSBケーブルと、iPhoneのライトニングケーブルでは何が違うのでしょうか?
用途や速度などは、ほとんど同じと言っていいと思います。
しいて言うなら「裏表がない」くらい。

通常のイヤホンやマイクは使えないの?

androidスマホには標準で装備されている、イヤホンジャックの端子はiPhoneでは使えません。

はい。そのままでは使えません。
基本的にiPhoneで使えるのはライトニングケーブル対応の外部機器のみとなります。
どうしても使いたいときには?
ライトニング(Apple製品専用)のマイクやイヤホンは、多くの種類が発売されていますので、
通常の使い方をするには、専用の製品を使ったほうが簡単かつ便利です。
しかし、ライトニング対応していない機器もあります。
iPhoneでイヤホンジャックタイプの外付けマイクを使用する方法

複数の変換プラグを使って接続しないと、iPhoneでは外部マイクを認識してくれません。
必要な変換ケーブルは2種類

iPhoneにイヤホンジャックタイプの外部マイクを接続するには、変換ケーブルを2本かませる必要があります。
※ 上記写真では、モノラル→ステレオの変換プラグも使用しています。
緑と赤の二股ケーブル
イヤホンジャック→ライトニングに変換するケーブル
ステレオ変換プラグ (※ ステレオのマイクには不要)
モノラルマイクをiPhoneで使うには下記のような変換プラグも必要になります。
ちなみに「モノラル」はステレオの反対で、LとRに分かれていないオーディオ機器の名称です。
最近のオーディオ機器はほとんどがステレオ以上の仕様が多いのですが、たまにモノラル仕様の製品もあります。

設定の変更は特に必要なし

A:いいえ、特に必要ありません。
iPhoneも他のスマートフォンと同様に、外部マイクを接続すれば自動的に認識してくれます。
ボリュームはiPhone側のコントロールパネルで調節できます。

ヘッドホン型のアイコンですが、これが「外部機器を使っているとき」のマークですね。
接続しているのが外付けマイクの場合は、ここからマイク入力の音量が調節できます。
スマートフォン側面の音量調節ボタンも使えます。
例)どんなマイクが使える?

ぼくがiPhoneで使用したいのは、上の写真のマイク。ラジオの収録に使うためでした。
ただのマイクではなく、「単一指向性」の小型ピンマイク。
単一指向性とは、「ある方向の音だけを拾って、それ以外の方向の音は極力拾わない」という、野外などの雑音の多い環境で使うのに適したマイクです。

最近、「Radiotalk」というアプリでラジオ配信をしていまして、その収録に使いたくて購入しました。
車の運転中に収録することが多いので、単一指向性だとノイズが少なくできるためです。
ちなみに、ラジオはこんな感じ。
追記: stand.fm という配信アプリでも配信しています。

まとめ
iPhoneで、イヤホンジャックの外部機器を使うには、Lightning変換コードが必要です。
- 赤と緑の2股コード
- ステレオピンジャック→ライトニングの変換ケーブル
モノラル機器の場合は別途
- モノラル→ステレオ変換プラグ(※モノラル機器使用の場合)
が必要。
設定変更は特にありません。
追記:イヤホンマイクの場合は?
記事へのコメントで質問いただきました。
Q:3.5mmジャックのイヤホンマイクをライトニング変換ケーブルを使ってiPhone11で使うと、イヤホンは聞こえるけどマイクは使えない。どうすればいいか?
調べたり詳しい人に聞いてみたりしたのですが、おそらく
イヤホンマイクの場合は「通話可能」の変換プラグを使わないとマイクが使えないっぽいです。
検証できていませんが、たぶんこんなやつを使うと通話可能になると思われます。
※繰り返しますが、検証はしておりません。
おまけ:iPhone専用の便利なマイクたち
iPhone専用の外付けマイクも多く発売されています。
変換ジャックをたくさん使う、面倒な方法を解説してきましたが、
変換なしで使える iPhone専用マイクがあれば断然便利なのは言うまでもありません。

ライトニングケーブル仕様の単一指向性マイクがあれば、それが良かったですw
いちばん人気!YouTuberご用達?のコンデンサーマイク
いちばん良さそうなのは、シュアーの外付けマイク。
SHURE(シュアー)は、音楽スタジオなどで定番の「SM58」や「SM57」などで超有名なマイクブランド。
iPhoneひとつで収録しているYouTuberに使っている人がけっこういるみたいで、ネットでの評判も高かったです。
ぼくも、静かな環境で録音するときには使ってみたいと思います(ちょっと高いですけど)
ZOOMのステレオマイク
調べていたら、もう少し安価なマイクを発見しました。
ZOOMのステレオマイクです。
ZOOMもオーディオ機器や電子楽器界隈で有名なメーカー。(今話題のビデオ通話の会社とは無関係)
そのZOOMからも、Lightning端子の専用マイクが発売されています。
実際に使用したわけではないので確証はできませんが、ZOOMではあれば問題ないのでは?と思います。

Lightning端子のコンデンサー ピンマイクマイク
ライトニングケーブル仕様のピンマイクもありました。
こちらは2,000円くらいのコンデンサーマイク。
次はVILTROXのコンデンサーピンマイク。
ちょっと高めで、5,000円くらい。
ワイヤレスの機器もある
ここまで優先の外付けマイクを紹介してきましたが、「ワイヤレス」という選択肢もあります。

マイク単体ではなく、イヤホンマイクやヘッドレストのマイク機能が使えます。
例えばAppleのAir Pods(エアー・ポッズ)。
最近人気のワイヤレスイヤホンですが、マイク機能もついています。
こちらはネックスピーカー。
管理人の別サイトでレビューしていますので、気になる方は読んで下さい。
こちらは今流行りの(?)骨伝導イヤホンについての記事。在宅用アイテムとして最適です。
ワイヤレスのマイクの音質はそれほど良くない
使ってみた感想ですが、
ワイヤレスのイヤホンやネックスピーカーは便利ですが、音質の面では優先のマイクには及ばないと感じました。
なので、音声や動画の録音には適さないかもしれません。
電話やビデオ会議などの通話にはじゅうぶん耐えます。
それでは、良いiPhone収録ライフを!