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「コミュニティ運営のコツ」を知りたいなら必読!けんすうさんの対談記事。

コミュニティ運営について、とても参考になる記事を読んだのでまとめてみました。

 

個人的な話題で恐縮ですが、「パパが開く子育てサロン」という子育てイベントを、地域のNPOの方たちと開催しています。(オフラインです)

「企画の立ち上げ」といっても、参加の呼びかけなどはNPOスタッフさんがやってくれています。

ぼくはそこに参加する形ですが、関わるからには良いものにしていこうと思っています。

 

とはいえ、コミュニティ運営(しかも立ち上げ)に関わるなんて、初めての経験です。

 

「一からコミュニティを立ち上げるとき、どんなことに気をつけたらいいんだろう?」

と漠然とネットを探していました。

 

そんなとき、当時参加していたオンラインサロンで、この記事を教えてもらいました。

コミュニティの運営者は「公園の管理人」であれ けんすう氏が説く、コミュニティサービスを成功させるポイント -logmi(ログミー)

 

2018年7月に開催された「圧倒的に愛されるコミュニティサービスの作り方」という対談の文字起こしがログミーさんで読めます。素晴らしい内容なので読んでみてください。

 

 この記事自体がまとまっていますけど、ぼくなりに考えたことなんかをか

もくじ

オンラインとオフラインのコミュニティの違い

この記事では、ネット創世時代から数々のコミュニティサイトをつくってきた、けんすうさんの経験や考えていることがスライドを交えて語られています。

テーマは「ネットのコミュニティサービスをつくるときのポイント」

「WEB上でのコミュニティサービス」をうまく運営する方法について。

いっぽう、ぼくが今からやろうとしていることは「リアル(地域の場)のコミュニティ」を作ることです。

 

似ているようで違う?

オンラインとオフラインのコミュニティ。

その二つは似ているようだけど、違う部分もあります。たとえば、

WEBコミュニティはどこからでも参加できるけど、リアルだと(住んでいる場所など)限られた人しか参加できないとか、

オンラインコミュニティは物理的な制限がないけど、リアルだと人数は場所の大きさに限定されるとかですね。

オンライン/オフラインによるコミュニティの違い

 オンラインコミュニティリアルのコミュニティ
場所どこからでも参加できる(基本的に)近くの人が参加
時間時間差があっても参加できる同じ時間に集まる
スケール(人数)物理的な制限はない制限を受ける(建物の広さなど)
お金無料が多いが課金制も一部ある基本的に無料
熱量様々様々

ここで対象にしている「コミュニティ」は次のようなものです。

オンライン:掲示板や交流サイト

オフライン(リアル):地域コミュニティ的なもの

会社組織や会員制のサロンなどもコミュニティの一種ですが、ここでは対比を明確にさせるために除外しています。

 

SNSはコミュニティか

あと、ネットだとFacebookやTwitterなどの「SNS」はコミュニティに分類されるのか?は複雑なところです。「コミュニティ的な」SNSの使い方をしている人もいるし、不特定多数の人たちが集うTwitterなどはコミュニティとは呼べないと思います。

熱量(参加する人の熱さ)については、一概に「リアルは濃くて、ネットは薄い」とも言い切れないと思います。ネットでもめちゃくちゃ熱心な人はいます。

 

オンライン(ネット)とオフライン(リアル)のコミュニティは、似ているよう違いも多い。

しかし、オンラインコミュニティの運営から学ぶ点はたくさんあります。

 

けんすうさんにとって「コミュニティ」とは

ここから記事の内容について書いていきます。

記事の中でけんすうさんが話したテーマは大きく3つです。

  • コミュニティの定義
  • 成功するためのポイント
  • その落とし穴

順番に書いていきます。

コミュニティの定義

まず、「コミュニケーション」について。

コミュニティと似ていますが、この違いをけんすうさんは

  • コミュニケーションは「線」(人と人とのやりとり。基本的には1対1)
  • コミュニティは「面」(線のやりとりが複数行われる)

コミュニケーション(線)が行われる場がコミュニティ(面)という解釈ですが、ポイントの一つとして

会話に参加していない人がいても成り立つのがコミュニティ

と定義しています。確かにコミュニケーションはどちらかが会話をやめてしまったら成り立たないですね。

コミュニケーションの種類

けんすうさんによれば「コミュニケーションは目的の違いで2つに区別できる」とのこと。

「情報」か「表現」のどちらを目的とするかによって分け、それぞれを

  • 情報が目的 「パケット型」(例:会議や講演)
  • 表現が目的 「グルーミング型」(おしゃべり、雑談)

の2種類に分けます。

パケットは「かたまり、小包」の意味で、ここでは情報の中身のことを指すと思われます。

グルーミングは「動物する毛づくろい(サルなどがお互いの毛をなめ合ってきれいにする)」のことです。

表現は目的によって変わる

パケット(小包)型

「情報を得ることが目的(パケット型)」のコミュニティでは、表現はなるべくシンプル・簡潔に行われる方が好まれます。

例えば「ヤフー知恵袋」。あそこは情報を得ることが目的なので、

質問者:子どもの夜泣きには何をすれば効果ありますか?

回答者:乳酸菌を毎日与えるといい

こういうそっけない回答でOKです。むしろ簡潔な表現が好まれる傾向があると思います。

目的は「情報」で、回答以外のものは(たぶん)求められていません。

(記事では2ちゃんねるのような掲示板を例にしていました)

グルーミング(毛づくろい)型

対して「表現が目的(グルーミング型)」ではどうでしょうか?

表現が目的の場合に重要なことは「お互い敵ではないこと、仲の良さを確認しあうこと」です。安心感と言い換えることもできるでしょう。

雑談やおしゃべりの目的は、共感やつながりですね。極端にいうと「(仲の良さが確認できれば)情報はなくてもいい」のがグルーミング型の特徴と言えるでしょう。

Q&Aの例なら、「夜泣きが大変で困っている」という相談に対して、(グルーミング型の)回答者に求められていることは「大変だね」などの共感や「もうすぐよくなるよ」というような励ましです。質問者に寄り添うような長めの回答が期待されています。

 

コミュニティを成功させるポイント

ここからが本題というか、コミュニティの企画や運営を数多く手がけてきたけんすうさんの知見が語られます。

コミュニティをうまく運営するためには管理者は何をすればいいのか?

 

人気(ひとけ)が大事

コミュニティをうまく回すために、「人がいる」ことが大前提です。

参加者がいないと始まらない。当たり前のようですが、ここでつまづく人は多いと思われます。

要するに「作ったけど誰も来てくれない」という状態では意味がない。

人気(ひとけ)のないコミュニティはせっかく興味を持ってくれた人でも参加しにくい、という負のスパイラルが起きてしまいます。

逆に活発に人が出入りしているコミュニティには「人が多い」というだけの理由でも人は集まります。

人気(ひとけ)を出すためには?

ここでは3つの方法が提案されています。

  • 敷居を低くする
  • 外との差を意識させて、所属感を強める
  • 反応のスピードをあげる(即レス)

「参加の敷居を低くする」というのは重要なポイントだと思います。

どれだけ有益な情報が得られるとしても、「私なんかが行ってもいいのかな」と思われたら、人は集まりづらいでしょう。そうなると意識の高い人たちだけの集まりになり(それが悪いとは言いませんが)流動性は出にくくなると思われます。

 

古参をのさばらせない

コミュニティがある程度長く続いてくると問題になるのが「古参が偉そうにする問題」があります。

「私は5年前からここに参加している。その質問は既出だから過去ログを見るように」

そういう人いますよね。

立派なんですけど、そういう人が新参者を寄せ付けないようにしている、というのはありそうです。

 

コミュニティを衰退させないために

いったん軌道に乗って人が増えても、運営が悪いとコミュニティは衰退していきます。(というより持続させるのは至難の業だとも言えますが)

そこでコミュニティを衰退させないために取り得る方法として、けんすうさんは

  • 削除しすぎない
  • 熱量をあげすぎない

ことをあげています。

この辺は「ネットコミュニティの運営方法」でリアルとは変わってくると思います。

でも「熱量をあげすぎない」はリアルの場でも当てはまることはありそうです。

 

コミュニティ運営者は「公園の管理人」であれ

(後で加筆します)

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