「お正月」、「年末年始」は好きですか?
この問いに対する答えは、おおまかに3通りあると思います。
- 好き
- それほどでもない
- 嫌い
ぼくは今までどちらかというと「年末年始が好き」な方でした。
実家に帰省してのんびりするのは、年に一度くらいなら楽しいものだなと思っていました。
しかし最近では、ちょっと変わってきました。
どちらでもいい、というか。もっというと「お正月なんてなくなってもいい」とすら思います。
ハッキリ言って、年末年始が嫌いになりました。
この記事を書くためにネットで調べていくうちに、ぼくみたいな人は結構いることもわかりました。
少しとりとめのない内容になっているかもしれませんが、興味深いことも多いとおもいます。
この記事の内容
- 年末年始が嫌いな理由
- 日本人の3割も?
- 年末年始を嫌いな人に共通していること
noteでも別の切り口で書いてみました。
もくじ
「お正月が嫌い」だと気づいた、40歳の大晦日の夜。

せっかくブログに訪問してくれた人に向かって、こんなことを書くのは申し訳ない気もしますが、
はっきりいって、ぼくはお正月が嫌いです。
昔から嫌いだったわけではありません。
子どものころは好きだったと思います。
大晦日に家族で見る紅白歌合戦や、従兄弟たちと会える年に一度の集まり。
それらは楽しい思い出です。
でも、大人になった今は事情が変わってきます。
結婚して自分の家族を持つと、だんだん年末年始が「楽しいだけ」ではなくなってきます。
そして40歳を迎えた今年の大晦日に、「今はお正月が嫌いだ」と気づいたのです。

年末年始が嫌いな理由

ただ嫌いとゴネているだけでは幼稚園児と変わりがありません。
大人ですから。

※今年では43歳
「なぜ正月が嫌いなのか」を、なるべく理解してもらえるように説明してみます。
理由は7つあります。

どこに行っても混んでる

まずは人ごみ。
ぼくは人の多い場所が嫌いです。
年末年始って、どこも混んでますよね。
ホームセンターもスーパーも、電車に乗っても人だらけ。道路も渋滞してます。
わざわざ混んでいる場所へ外出しても疲れるだけなので、外出を控えたくなります。
帰省などで長時間移動しなくてはならない人。
他人ごとながら同情していまいます。
年末年始には新幹線とか飛行機は乗りたくないと真剣に思います。
ましてや正月旅行なんて行く人の気が知れません。(ほっとけって話ですね)
昔から人の多い場所は苦手です。こういうのは、生まれつきの性質だと思います。
できることなら、Amazonプライムビデオで映画でも見ながらのんびり過ごしたいところですが、家族がいるので自分のことだけとはいかないのが現実です。
食材が高い

年末年始って、ここぞとばかりに食材が高騰するじゃないですか。
あれはちょっとないんじゃないかと思います。
(年末年始に仕事をしてくださっている方には感謝しますが)
12月の前半と後半で、パック切り餅の値段が変わる、という現象を見たことがあります。
同じスーパーで同じ商品。それなのに年末には2割増しくらいに高くなっていたんですよ。
年末の消費者心理を巧みに利用した(もしくは付け込んだ)販売戦略だなと感心しまた。
今から10年くらい前の話です。
胃腸がもたれる
お正月って、けっこうヘビーな料理が多いと思います。
昔ながらのおせち料理はそうでもないのかもしれませんが、最近の正月料理は脂っこいものが多いですよね。
親戚の家では、大晦日に「すき焼き」を食べるのが恒例でした。
朝からお酒飲んだりするし。
イヤなら飲まないという選択肢もあるでしょ、と言われるかもしれません。
でも、いろんな理由で避けられない場合も多いし、飲んでる時は楽しかったりします。

子どもの施設がしばらく休みになる
幼児がいる親にとっては、公共施設が休みになるのは切実です。
家以外の屋内で、子どもが遊べる場所がほとんどなくなってしまうのです。。
特に今年はコロナの問題もあります。
天気が良ければ公園で遊んでもいいですが、1月って寒いじゃないですか。
長時間は(大人が)いられないので、「無料で遊具もたくさんある、広い室内の子ども施設」は、冬場は特に親にとってものすごくありがたい場所なのです。
ぼくの住んでいる場所から歩いて行ける距離に大きい児童館があって、土日に子どもの面倒を見るとき頻繁に利用していました。
その児童館も、年末年始は1週間近く休みになります。
年始に他に遊べる場所は、ショッピングモールくらいしかありません。
モールは混んでいてあんまりゆっくりできないし、そもそも3歳児が遊べる場所は限られているので、あまり好んで行きたくはないです。
テレビがつまらない
「だったら見なきゃいいじゃん」って話ですが。
なんとなくテレビつけると他に見る番組もないし、大晦日を実家で過ごす場合なんて、間違いなく紅白見る羽目になるじゃないですか。
「ジャニーズ多いな」と思うのは、ぼくが歳をとったからでしょうか?
追記:今はテレビを持たないようになったので、「紅白」も「ガキの使い」も見ません。
お年玉の出費が地味にデカい
お年玉も、地味に大人のテンションを下げるイベントですね。
親戚が多い人や、付き合いでいろんな場所に顔を出さなくてはならない年は、かなりの出費になります。
念のため書きますが、「お前も子どものときお年玉もらったんだから、持ち回りでしょ」という意見はたしかに正論ではあります。
そんなことわかっているけど、やっぱり面倒くさいというのがぼくの本音です。
ブログを書く時間が減る
ここまで書いてきたように、ぼくは人の多い正月に外出を避けるタイプです。
けっこう家にいることが多いし、テレビも見ません。
でも家族がいると、なんか「やっぱりお正月だから」的なイベントがちょこちょこ入るものです。
初詣とか、親戚の家に挨拶とか。
それだと普段の土日に比べて自由に行動できる時間はやっぱり少なくなります。
妻に聞かれたら「じゅうぶん自分の時間取ってブログだって書けてるじゃん」と怒られそうですが。
年末年始が嫌いな人の特徴と共通点
ぼくがお正月が嫌いな理由を思いつくままにあげてみて、共通点があることに気がつきました。
「日常が乱れる」ことです。
ぼくはどちらかというとルーティンを大事にする人間です。
つまり日常が大事。ルーティンが乱れると落ち着かない。いったんリズムが崩れると、そのあと取り戻すのに時間がかかってしまいます。
同じ理由で、大型連休とかもあまり好きではありません。
つまり、「年末年始を嫌う人の特徴」があるとすれば、
日常を大事にしている=崩れるのが嫌い
というタイプではないでしょうか。ぼくもそんなタイプです。
もうひとつの特徴が「ひとり時間が必要な人」も
大晦日や正月は必然的に大勢で集まる機会が多くなるので、それに苦痛を感じる人もいるのかもしれません。
実は結構多い?
この記事を書いたときは「年末年始が嫌いなんて、自分は変わっているのかな」と思っていました。
少なくとも少数派であるはずだと。
ところが、インターネットで調べてみると決して少数派ではないことがわかってきました。
マイナビニュースが300人のビジネスマンにアンケートした結果、
「嫌い」と答えた人が3割以上もいたという内容の記事です。
「年末年始が好き」と答えた人は68.8%で、「嫌い」と答えた人は31.2%
調査対象が「ビジネスマン300人」なので、偏ったアンケートであることは否めませんが、「年末年始が嫌い」な人が決して少なくない可能性は高そうです。
追記:本当に考えなくてはならない人たちのこと
(このブログ記事を書いたのは3年前ですが)、なぜか年末年始の時期になると毎年けっこうなアクセスがあることに気づきました。
この現象(アクセス数の増加)を実は最近まで「自分と同じようにお正月にワクワクしない人もけっこういるんだな」くらいに思っていました。
でも、よくよく考えて気づいたのは、「もっと深刻な人たちの存在」です。
年末年始が”本当に来てほしくない”人たちの存在です。
そういう人が日本にもかなりの数いて、そしてその数は増えているとしたら。
それは日本社会の闇を映しているのでは、と思うようになりました。(おおげさかもしれませんが)
これを書いているぼく自身は、結婚していて家族もいます。だから「年末年始キライだな」というのも、単なる戯言といっていいレベルだと自覚しています。(それを承知で最初は逆みたいな気分で書いたことを覚えています)
でも、世の中にはもっとシリアスに「年末年始なんて来てほしくない」と思っている人がいることに思い当たりました。
正規社員ではなく派遣として働いている人は、休みが増えるとその分給料も減ります。
だから、休みはありがたくないという人もいるでしょう。
それと孤独の問題もあります。単身で生活している方の中には年末年始に誰にも会う予定はない人もいるのだと思います。
そういう方にとってお正月というのは「普段以上に孤独を感じる日」になってしまうかもしれない。
そんな人たちの存在を、ぼくらは知らなくてはいけないと思うようになりました。
(このブログに辿り着いた方がどうなのかは知り得ないことですが)
自分に正直になる
以上、ぼくがお正月を嫌いな理由をつらつらと書いてきました。
たぶんほとんどの人には理解されない意見かなとも思います。
「正月くらいゆっくり休んだり、人の多い場所でも楽しめばいいじゃないか」
と、今まで何度か言われてきました。
若いころは「確かに(自然災害とかに比べれば) 特別に不都合があるわけじゃないし 、自分が我慢すればいいのかも」と思っていました。
でも人は歳をとると正直になるものです。(本音を)隠す必要性がなくなるということもあります。
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デイル・ドーテンの「仕事は楽しいかね?」も多くの人が高く評価している名著です。
おわりに
今は大晦日。時刻は23時。
妻と子どもはもう寝ていて、ぼくは薄暗いキッチンのテーブルで1人ノートパソコンの前でカタカタやっております。(書いたのは2018年の12月31日)
1人になって自分と静かに向き合って考えていると、混じりけのない正直な想いが出てくるのです。
それでぼくは「正月が嫌いだ」と誰に言うでもなくブログに書くことができるのです。
1人で考える時間って大事ですね。
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それでは、良いお年を。