Voicyで門田瑠衣子さんが取り上げられていた話題に考えさせられました。
もくじ
「きちんと家のことをやるなら働いてもいいよ」と将来息子がパートナーに言わないために今からできること
長いキャッチフレーズですが、思わず「ん?どうゆうこと?」と気を引かれてしまいました。コピーライターが優秀なんでしょうね(テーマと関係ないですが)。
雑誌の企画
調べてみると、VERY(ヴェリィ)という女性誌の特集のタイトルでした。
それにしてもパワーワードですね。
VERY1月号より“「きちんと家のことをやるなら働いてもいいよ」と将来息子がパートナーに言わないために今からできること”
企画力ってこういうことだよなと唸らされれる今一番知りたい切り口。さすがVERYです!! pic.twitter.com/0cvoXDoYHX
— 紫原明子 (@akitect) December 8, 2018
VERY(ヴェリィ)とは
妻に「VERYってどんな雑誌?」と聞いたら、
「若くてお洒落なママたちが読んでいるイメージかな」との答えでした。なるほど。
企画の内容
本屋で雑誌を立ち読みしてみたら、特集自体は見開き2ページで、3人の父親がそれぞれの子育て感の変遷を語る、というような企画でした。
- 「パパとママが協力しあう」ってどういうことかを今一度考えた
- 家事と仕事の両立について愚痴ったら「君が働かなくても、僕の給料だけでやっていけるのに」と言われた
- 春から下の子も小学生になるから「私もフルタイムに戻りたい」と夫に提案したら賛成してくれたけど、「でも、家事・育児と仕事の両立は大変だよ。家のこと、ちゃんとできるならいいよ」と言われてカチンときた
- 保育園のお迎えの後、疲れていたので、出来合いの総菜を買って帰宅。ご飯も炊いて、味噌汁も手作りしたのに帰ってきた夫が食卓を見て「え?買ってきたの。今日、ご飯作れなかったの?」と嫌な顔をされた(共働きでも、料理は妻がやって当然だと思われている)
感想
まずぼくは「今どきそんなこと言うヤツ、いないでしょ」と思いました。
え? それって現代の話ですか?
完全に昭和の考え方ですよね。男は仕事、女は家を守るみたいな。
平成も終わろうとしている現代に、そんな戦後みたいな価値観の男性がいるものなのか?と。
実はけっこういるのかもしれない
しかし、雑誌を読んだ限りけっこういるみたいです。昭和価値観の夫たち。
ぼくの想像ですが、どちらかというと「エリートサラリーマン」に比較的多いような印象があります。
彼らの世界には昭和の価値観が根強く残っているのかもしれません。思想はそう簡単に変わるものではないらしい。
自分で言うのもアレですが、ぼくのようにわりと自然に男女が対等だと思えている人間って、日本ではけっこう珍しい存在なのかもしれないと思いました。
もしも息子が
もしも息子(2歳)が将来、パートナーに向かって
「きちんと家のことをやるなら働いてもいいよ」
と言ったら。そう考えただけでため息が出ますね。そんな男にはならないでほしいと願います。
もちろん、息子の人生は彼自身のものだから、親がとやかく言う問題ではない。
それでもやはり、狭い考え方を(ここはそう断言させてください)してほしくないと思ってしまいます。
学校なんて行かなくたっていいし、勉強や運動がダメだっていいけど、家族やパートナーに傲慢な態度をとる人間にだけはなってくれるなと切に願うばかりです。
どうすればいいのか
雑誌のコピーに、こんな真面目に考えている自分がちょっと滑稽ですが、せっかくだから考えてみました。
「きちんと家のことをやるなら働いてもいいよ」と将来息子がパートナーに言わないために今からできること
それは「親がそれぞれのパートナーを認め合って大切にする」しかないような気がします。
両親が対等な関係で、お互いを尊重しあっていれば、それは子どもにも分かるはずです。
子どもが育つ環境にまず、差別や格差の目を生やさないこと。それが何より大事なことなのではないでしょうか。
夫婦は対等である
家事と育児は両方の仕事です。仕事を持って働いていてもいなくても同じです。
我が家は(子どもが小さいので)現在、妻は働いていませんが、ぼくは仕事から早く帰って息子をお風呂に入れるのは毎日だし、夕食の食器も自分で洗います。(偉そうに言うほどのことじゃないけど)
土日どちらかの夕飯は大抵ぼくが作るし、家の掃除も二人で手分けしてやります。
それが当たり前と思っていましたが、世間だと違うみたいですね。
「働き方改革」とか言っている前に、ぼくらには越えなくてはならない壁があるみたいですね。
おわります。
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