Amazon Echo(アレクサ)で音楽を聴くときに便利な方法の紹介です。
特に、Amazon Music Unlimitedの「Echoプラン」を使っている方におすすめです。
簡単だし、アレクサで聴けるアルバムやプレイリストの幅が広がります。
もくじ
アレクサ音楽再生で不便なこと
なんといっても最も不自由さを感じるのは
「アレクサ、〇〇かけて」と何回いっても認識してくれない!
ということではないでしょうか。

というストレスを抱えている方は多いのではないかと思います。(ぼくもそうでした)
アレクサで音楽再生するときの困りごと
- 曲やプレイリスト名をアレクサが認識してくれない
- 曲名・アルバム名が分からない
- 何度言っても違う曲を再生する
音楽再生を声でコントロールができる機能は便利ですが、使いにくい点もあります。
聴きたいアルバムやプレイリストがあるのに、何度呼びかけても正しく認識してくれなかったり。そもそも正式な曲名やアルバム名を知らなかったり。
何度も言い直したり、わざわざ調べたりするのは面倒ですよね。
一覧を表示して、その中から選ぶ!
そんなときに使えるのが、「一覧表示」です。
アレクサで音楽を聴くときは、アルバムやプレイリストで指定するのが便利です。
個人的な意見ですが、Amazon Musicの既存プレイリストは、ちょっと「ベストオブベスト的すぎる」気がしています。(いいのもありますが)
競合サービスの「Spotify」と比べると、プレイリストの質はあまり良くないと感じます。
SpotifyとAmazon Music の違いは?【メリットとデメリットを比較】
関連記事(管理人の別サイト)
それでも、Amazon Echoで再生するにはAmazon Music Unlimitedが使いやすいし、「Echo プラン」が380円で聴き放題という、コストパフォーマンスはダントツでいいので、こちらを使っています。
使い方(呼びかけ方)は簡単
やり方は簡単です。
「アレクサ、○○のアルバム一覧を見せて」
これだけです。
例:グレン・グールドのアルバム一覧
例として、グレン・グールドのアルバム一覧を表示してみます。
ちなみにグレン・グールドさん(1932-1982)は、 世界中に熱烈なファンの多い
カナダ生まれの有名なクラシックピアニストです。
ともあれ呼んでみます。

アレクサ
「Amazon Music で見つかった、グレングールドのアルバムです」

その数は50以上。 (数えていません)
聴ける曲が一気に広がる!
今までは、アレクサで音楽再生をするとき、呼びかけの選択肢で使っていたのは
- アーティスト名で ○○の曲かけて
- アルバム名で ○○のアルバム(の○○)かけて
- プレイリスト ○○(プレイリスト名)かけて
以上の方法(呼びかけ方)で再生することが多かったです。
でも、これらの方法には「名前を正確に言わないとアレクサが認識しない」という不便さがありました。
そもそも正確なアルバム名を知らなくて、いちいち検索して調べたり。
それが、「一覧表示」により一気に使いやすくなりました。
聴きたかった、グールドの『ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)』だけでなく、
同じタイトルの別版、1955年発表の『ゴールドベルク変奏曲』(グールドのデビューアルバム)までも選べるようになりました。

ちなみに、伝説的なピアニストであるグレン・グールドさんは、デビュー作も生前最期に発表されたのも、バッハ作曲の『ゴールドベルグ変奏曲』。運命的な巡りあわせですね。
アルバム一覧から選べる!

そんな方に、オススメの再生方法を紹介します。
それが「アルバム一覧から選んで再生する」という方法です。
プレイリストの一覧も表示できる

プレイリストの一覧も表示できます。
「アレクサ、ジャズのプレイリスト一覧を見せて」と声をかければ、下のような一覧が表示されます。

こちらはJ-POPのプレイリスト一覧。

それぞれ50以上のリストが表示されます。
メリットとデメリット
このように紹介してきた「一覧を(画面に)表示して、そこから好きなプレイリストやアルバムを選んで再生する」方法は便利です。
メリットはたくさんあります。
- 選択肢を見て選べる
- Echoプランで使える
- 曲名やアルバム名を正確に知らなくてもOK
デメリットや注意点もいくつかあります。
- 画面付きアレクサでないと使えない
- アレクサの聞き取り感度(こちらの意図を認識してくれない場合もある)
それぞれ詳しく説明します。
メリット① Echo プランで使える!
「一覧表示」の最大のメリットはEchoプランで使えることです。
Amazon Music Unlimitedには3つのプランがあります。
- Echoプラン(380円)
- 通常プラン(980円)
- ファミリープランは(1,480円)
「通常プラン」と「ファミリープラン」では、アレクサアプリから選曲が可能です。
つまり、スマホをアレクサのコントローラーとして使えるのです。
でも、Echoプランではスマートフォンからの選曲ができません。

Echoプランは、月額380円。
通常の聴き放題プランの半額以下とコスパは良いです。
でもその代わりというか、アレクサ端末(EchoやDotなど)でしか音楽の聴き放題が使えないという制限があります。
曲やアルバムを選ぶのに不便なら、通常プランにした方がいいのかな?

と思うかもしれませんが、「一覧表示」から選ぶ方法は使えます。
アレクサ端末でしか音楽を聴かないなら、Echoプランで十分だと思います。
当記事で紹介してきた「一覧表示」を駆使すれば、スマートフォンから操作できないことにもそれほど不自由を感じなくなると思います。
メリット② タイトルを正確に知らなくてもOK
この方法のもう一つのメリットは「曲やアルバムのタイトルを正確に覚えていなくても再生ができる」ことです。
タイトルを正確に読み上げられるなら、アレクサも一発で再生してくれます。
でも、たとえば洋楽や長いタイトルの曲やアルバムの場合、なかなか目当ての曲を認識して再生してくれません。
例えばミスチルのアルバムを再生したいとき・・・
「アレクサ、ミスチルの新しいアルバムかけて」
というと現在の最新アルバムを再生してくれます。
でも、それより以前に発表した「SUPERMARKET FANTASY」というアルバムを聴きたい場合。
正確に「アレクサ、ミスチルの"スーパーマーケット・ファンタジー"かけて」と発音しないと、希望する楽曲を再生してくれません。
そんなときにはアバウトに
「アレクサ、ミスチルのアルバム一覧見せて」といえば、新しい順にズラリと表示してくれます。
その中から選べば、長いタイトルを覚えて読み上げる必要はありません。
洋楽はとくに便利!
ミスチルくらいだと、正式なタイトルを発音するのはそれほどむずかしくないかもしれません。
大変なのは洋楽。
「アレクサ、Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ) のBlood Suger Sex Masic(ブラッド・シュガー・セックス・マジック)かけて」
と言っても、なかなかアレクサは認識してくれません。

英語の曲を読み上げるのは無理だから、アレクサでは邦楽しか聴くのは諦めた・・
という人もいるかもしれません。
でも、「一覧表示」ならアーティスト名さえ発音できれば、あとはズラリと並んだ画像から選択することが可能になります。
デメリット
「一覧表示から選ぶ」のデメリットは以下です。
- 画面付きアレクサじゃないと使えない
- やはり聴き取り感度は悪い
① 画面付きじゃないと使えない!

一つ目のデメリットは「画面付きの端末じゃないと使えない」ことです。
Echoやプラス、Dotなど画面がない端末では使えません。(実際に呼びかけるとどうなるかは未検証)
② 聴き取りの感度が悪い
一覧表示から選択できるようになって、アルバム名を正確に発音しなくてもよくなりました。
が、それでもアレクサの耳はあんまり良くないです(笑)
「グレングールドのアルバム一覧」と言ってるのに
「そのアルバムは見つかりませんでした」と返ってきたり。
もう一度同じように呼びかけると、今度は認識してくれたりします。
音質はそれほど良くない
「一覧表示」のデメリットではないのですが、いちおう触れておきます。
ぼくの家では以前使っていたAmazonの「Echo Spot」から「Echo Show 5」に買い替えました。
これにより、音質は改善されました(Spotは音質悪かった…)
でも、ステレオ装置のスピーカーなどと比べると、やっぱり音質は劣ります。
改善策としては
- より上位の端末を選ぶ(Echo Studioや大画面のEcho Show など)
- 外部のスピーカーに有線で繋ぐ
などがあります。
Apple MusicやSpotifyのプレイリストをアレクサで再生する方法

という方に、Apple Musicのプレイリストをアレクサで再生する方法をご紹介します。
※ Apple Music のサブスクリプション (登録)が必要。
アレクサ設定の手順

- Alexa アプリ を開いて、右下の「三本線マーク」のメニューボタン(左上の場合もある)タップ
- 「設定」をタップ
- 「ミュージック・ポッドキャスト」をタップ
- 「新しいサービスをリンク」から「Apple Music」を選択
- 有効にする
- Apple ID で登録
これでアレクサでもApple Musicが聴けるようになりました。(サブスク登録は必要ですが)
あとは「Alexa、Apple Music でくつろげるラジオを再生して」「Alexa、Apple Music でアリアナ・グランデの音楽を再生して」のように呼び掛ければOK。
Amazon公式の「デジタル&デバイスフォーラム」というページを参照してください。
Apple Music を アレクサのデフォルトの音楽サービスとして設定するには
上記3の「ミュージック・ポッドキャスト」から
「規定のサービス」→「Apple Music」を選択するだけです。
Amazon Music Unlimited に加入している場合は、デフォルト音楽サービスはそのままAmazon Music にしておいた方が何かと便利だと思います。
まとめ
「アレクサでしか音楽を聴かない」のであれば、Echoプランでじゅうぶんだと思います。
ただ、Echoプランは安い代わりに「スマートフォンからの操作ができない」というデメリットもあります。
手を使わずに曲の再生ができるのは便利ですが、正確に発音しないと、アレクサが認識してくれない(アレクサの聞き取り感度)という不便さもあります。
そんなときに便利なのが「一覧表示」です。
使い方は「アレクサ、○○のアルバム一覧(見せて)」と呼びかけるだけ。
ぼくはこの方法を発見したことで、選べるアルバムやプレイリストの幅が各段に広がりました。
画面付き端末でしか使えませんが、Echo Showや5や8をお持ちの方はぜひ試してみてください。
きっとあなたの音楽ライフがさらに充実すると思います。
おわります。